ドゴン族　仮面
カナガマスク

 
アフリカンアートを代表する木彫りの仮面には、土地や信仰に根ざした、独特で大胆な造形を持つマスクが多数あります。
 
カナガマスクはドゴン族がもつ多くの仮面の1種。その意匠は他のマスクよりもはるかに抽象化されています。その形状、意味にはさまざまな解釈がされ、女性の精霊、鳥（鶴）、トカゲなどと見なされています。
通常は複数名の踊り手がそれぞれカナガを着けて踊るとされ、また頭をリズミカルに大きく振っては仮面の先端で地面をこすることから、おそらく地の精霊との交流のジェスチャーと見なされています。カナガマスクは主に一定年数に一回開催される「ダマ」という大規模な集団葬儀において用いられます。別れの儀式の一種として、亡くなった人々の霊を生者の間から祖先のコミュニティに送り出すとされます。
 
抽象的な顔と垂直な構造と大きさが視覚的なインパクトを与える一品。ご自宅や店舗のディスプレイにもおすすめです。
 
※ヴィンテージ、ハンドクラフトのアイテムですので、傷、ゆがみ等があります。写真の状態をよくご確認いただき、風合いとしてご理解の上、お求めください。